誤送信を防ぐために

金融の仕事に携わっていた時、資料やデータを支店、営業所にFAXや電子メール
で送信することが多々あった。
その際データの誤送信は情報漏洩に繋がり社会的信用を著しく失う為、外部への
送信については厳重にルール化されていて二重チェックが義務付けられていた。
チェックシートも用意されていて、送信者と確認者が交互に指差し声出し確認を
しながら作業を行う、いわゆるダブルチェックと呼ばれる方式で送信しなくては
ならなかった。
だが、やはり人間の行うことにミスはつきもので、ダブルチェックであるにも関わらず
送信者、確認者双方が相手を信じてしまい注意を怠って短縮ダイヤル番号を間違え
た結果、まったく違う部署にデータを誤送信するという重大事故が発生したことが
あった。
管理者はヒューマンエラー撲滅のための施策を常に用意する必要があると痛感する。