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家屋

家屋(かおく)は、人が居住する建築物のこと。
ただし、モンゴル人のゲルや欧米諸国に多く見られるようなハウスボートやトレーラーハウスのような移動家屋もあるので、
必ずしも固定された建築物とは限定できない。

最低限、人が風雨をしのぎ、そこで安心して寝起きすることができるものが家であり、
またそこで居住を共にするものが、家の仲間であり、家族になる。
家屋はいわばそうした家族のための器と考えてもいいだろう。 歴史上、最も有名な家屋は、
ギリシアの叙事詩イリアスの中に登場するオデュッセウスが、その結婚にちなんで作った家である。
常緑樹のオリーブの大木を切り倒し、その切り株をくり貫いて、それを夫婦のベットとする寝室をつくり、その周囲に家屋を建設したもの。
これが、夫婦が身なりがどんなに変わっていてもお互いをそれと認識できる夫婦の間だけの秘密になっていた。

逆に、最も貧弱で慎ましい家屋は、ホームレスのダンボール箱で囲まれた空間といえるだろう。

家屋は、文化や風土によっても大きく異なる愛知県犬山市の「リトルワールド」に行くと、世界の様々な家屋が見られる。
文化人類学的な野外博物館になっている。

日本の税務、不動産登記実務上では、以下の3要件をみたすものを不動産登記や固定資産税の対象となる家屋としている。

  • 土地定着性 : 土地に永続的に定着していること
  • 外気遮断性 : 屋根および三方以上の壁があり、風雨をしのぐことができること
  • 用途性 : 目的とする用途に供し得る状態にあること
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